点字の世界へようこそ

このサイトについて

このサイトは、符号としての点字、点字の覚え方等、晴眼者視点での点字の入門サイトです。

「たった6つの点で文字を表す」・・・点字を見ていると考案者の創意工夫と苦労の跡が見てとれます。

自分が点字を考案するつもりで点字を眺めてみると、点字についてより理解が進むと思います。

まずは、知的好奇心を満たすものとして点字に興味を持つきっかけになり、ひいてはボランティア活動等でその知識が少しでも活かされることがあれば幸いです。

 

マス

今日一般的に使われている点字は「6点式点字 」と呼ばれていて、縦3x横2の6点で1文字を表します。それぞれの点を「1の点」・・・「6の点」と呼びます(下図)。この6点の集まりをマスと呼びます。(なお、後述の「前置記号」を前に置いて2マス(あるいはそれ以上)で1文字を表すこともあります。)

①④
②⑤
③⑥

1マスで表せる文字数

この6個の点(=1マス)で表せる文字の最大数は、2の6乗で64文字(空白を含む)ということになります。

アルファベットだけを表すのであれば十分かもしれませんが、日本語(かな)を表すには少々足りません。この問題をどのように解決するのかは後述します。

表記法

1マスで表現できる文字数の上限である64文字の限界を超えるために、2マス(またはそれ以上)を使って文字を表記する方法が考案されました。

したがって、文字には1マスで表記されるものと、2マス(またはそれ以上)で表記されるものがあることになります。

点字の英単語

点字を表す一般的な英単語は「braille」です。その他、下のような単語もごくまれに使われます。

  • braille(ブライユ、ブライル)、考案者の名前、フランス読みなのでブライユ
  • point system(直訳すると、「点システム」)
  • raised letters(直訳すると、「浮き出た文字」)
  • write in braille:点字で書く
  • braille device:点字器

墨字(すみじ)

視覚障害者の使用する「点字」に対して、点字ではない文字を墨字と呼びます。(なお、書道の書を墨字と呼ぶ場合もあります。)

通常、文字といえば墨字を指します。墨字を点字化することを点訳、逆に点字を墨字化することを墨訳と言います。

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晴眼者という表記について

晴眼者という言葉は視覚障害を持たないといった意味で使用しており、そこに視覚障害者に対しての差別・偏見を含むものではございません。もし他に適切な表現がありましたらご指摘ください。

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