効率の良い点字の覚え方
丸暗記でやみくもに覚えるのは効率が非常に悪いです。まずはどのようなパターンがあるのかを頭の中で整理した上で覚えると効率よく覚えることが出来ます。
点字のパターンはある程度の規則性があります。まずは規則的なものから順番に覚えていきます。
- あ行(母音)を覚える(5文字)
- か行・さ行・た行・な行・は行・ま行・ら行を覚える(35文字)
- わ行を覚える(4文字)
- や行を覚える(3文字)
- その他の1マスで表せる文字を覚える(9文字)
- 2マスで表す文字を覚える(8種類の前置記号とつなぎ符)
あ行(母音)を覚える
あ行(母音)は基礎の基礎ですから、丸暗記してしまいます。該当文字数は5文字です。
イメージで覚えよう!
か行・さ行・た行・な行・は行・ま行・ら行を覚える
左上の3点で母音を表し右下の3点で子音を表すパターンを覚えます。該当文字数は35文字です。(7つのパターンを覚えると母音と組み合わせて35文字を表現できます。)
イメージで覚えよう!
わ行を覚える
や行を覚える
「や行」を覚えます。
その他の1マスで表せる文字を覚える
「ん」「っ」「ー」「、」「。」「?」「・」「(空白)」を覚えます。
2マスで表す文字を覚える
濁音・半濁音・拗音・擁濁音・擁半濁音・数字・アルファベットを覚えます。
未使用
以下の3つは日本語文章中ではまず使われることはありません。
○○ ●○ ●● |
○● ○● ○● |
○○ ●● ●● |
まとめ
1マスで表せる文字は空白を入れて全部で64文字。ただし、一部は前置記号として使用するため、純粋に1文字で表せる文字は以下の文字となる。
あ行・か行・さ行・た行・な行・は行・ま行・や行・ら行・わ行 「ん」・「っ」・「ー」・「、」「。」「?」「・」「(空白)」
前置記号と合わせて2マスで表せる文字は以下の文字となる。
- 濁音符:濁音
- 半濁音符:半濁音
- 拗音符:拗音
- 擁濁音符:擁濁音
- 擁半濁音符:擁半濁音
- 数字符(※1):数字
- 外字符(※1):アルファベット(小文字)
- 大文字符(※2):アルファベット(大文字)
※1 数字・アルファベットも前置記号と合わせて2マスで表すが、つなぎ符が現れるまで前置記号は不要。
※2 外字符が有効な範囲内で後続の1マスにのみ有効となる。