ペース走とは?
筋トレでいうところの過負荷トレーニングに当たるものです。ちょっとキツイと感じるペースで一定の時間走り続けます。
ペース走の目的
マラソンを科学するで説明した速く走るための3つの能力を万遍なく鍛えることが出来ます。
過負荷を継続的に与えることによって、体をそれに順応させていくことが狙いです。
ペース走のやり方
自分の心地よいペースよりやや早いペース、心拍数で言えば150~160程度の負荷で一定の時間走り続けます。
心拍計がない場合の目安としては、キツイけれどもなんとか走り続けることのできるペースが150~160です。
走り続けることができないとすれば、それはペースが速すぎるということです。このペースでのトレーニングはインターバル走という別のトレーニングになります。
最適なペースは個人個人異なります。ややキツイと感じるところで継続して走り込みを行えば、それだけ早く走力が向上します。
やや抽象的な表現ですが、「風を感じる」ぐらいのスピードが出てくると効果的です。
超初心者の場合
長らく運動をしていなくて、ジョギングを始めたばかりという人であれば、恐らく少し走っただけで息が上がってしまうと思います。その時の心拍数は恐らくは170以上になっていることでしょう。
心拍数が170を超えるペースというのはかなりキツイ運動ですから、楽しいと思う前に苦しいという思いのほうが強くなってしまう可能性が高いです。
心拍数150~160であれば、確かにキツイことはキツイけれども、しばらく走り続けると心地よい爽快感が得られるはずです。
スピードが出ていなくても、心拍数が上がっていれば、心肺機能は徐々に向上していきます。
無理をせずに自分のペースで楽しんでくださいね。