実のところマラソンってどれくらいキツイか?
マラソンのキツさを人に伝えるのはなかなか難しいものがあります。学生時代に持久走を経験した人であれば、あのような息が切れるほどの苦しさを想像するかもしれません。
実際のところ、マラソンでは息が切れない程度のスピードでゆっくり走りますので、よほど無茶をしない限り心肺系でキツいと感じるようなこと少ないと思います。マラソンのキツさの大半は脚に限界が来る筋肉疲労によるものです。
よく引き合いに出される目安としては次のようなものがあります。
- 20kmは10kmの倍のキツさ
- 30kmは20kmの倍のキツさ
- 40kmは30kmの倍のキツさ
もちろんキツさは測定できる性質のものではないのですが、多くのランナーは、経験上妥当だと考えているようです。
ですので、フルマラソン(42.195km)は10kmの約8倍のキツさとお考えください。僕自身の感覚では32km以降の残り10kmはもう少しキツイかなと感じますが。
8倍のキツさというと、とてもじゃないけど無理だと思ってしまうかもしれません。でも、それを乗り越えたときに自分にはこんなに走る力があったんだと驚くに違いありません。それこそがマラソンの醍醐味だと思ってください。
どこからで聞いたせりふですね。あの、小出監督もそのようなことを言ってました。