描画ツールは読んで字のごとし、キャンバスに描画するためのツールです。
ですが、Gimpの描画ツールは他のお絵かきソフトと違う特徴があるので注意が必要です。
一般的には、お絵かきソフトでは、その筆先の違いによりツールを分けています。
例えば、下のようなの分類です。
- 鉛筆
- 万年筆
- チョーク
- クレヨン
- 油性ペン
- ボールペン
このような分類は、初心者にとって直感的に分かりやすいですが、Gimpでは違うアプローチをとっています。
Gimpでは鉛筆、ペイントブラシ、インクといったものはありますが、その他のものが見当たりません。
一体どういうわけでしょう?
実は、Gimpでは鉛筆でもペイントブラシでも、あるいはまた他の描画ツールでも共通の筆先(Gimpではブラシと呼ぶ)が使えるのです。
Gimpでは描画ツールの違いは、筆先ではなく、質感や筆圧?の違いでしかありません。
(筆者注:プロパティーで切り替えるようにしたほうが混乱がないように感じます・・・)
また、直線や曲線、図形を描画するためのツールが見当たりません。
これらを描画するためには、パスを使ったり、選択をしたりといった手順が必要です。
ですから、一般的な簡単なお絵かきをするのであれば、
もっと直感的に使えるソフトをお勧めします。
Windowsにもれなくついてくる「ペイント」はあまりに単機能でお奨めできませんが、ペイント以上のソフトは無料でいくらでもあります。
描画ツール共通操作
鉛筆、ペイントブラシ、エアブラシ、インク、消しゴムの5つに共通
Shiftで直線、Ctrlでスポイト