定規を使わずに用紙を三つに折る方法をご紹介します。
定規を使わずに三つ折りにする方法
A4用紙などを三つ折りにしたいという需要は多いですが、定規で測らずに三つに折ることは意外と難しいです。
ここでは、より簡単で正確な折り方を考察しています。
前提条件
三つ折りする方法は色々と考えられ、前提条件によって使える方法が制限されることもあります。前提条件に応じて方法を決定してください。
- 折り目を付けてはいけない。(あるいは、折り目が目立ってはいけない。)
- 印を付けてはいけない。
- 誤差を許さない。
- 用紙サイズが限定されている。
1.用紙サイズによらない三つ折りの方法
最も汎用性のある三つ折りの方法です。A4用紙や正方形に限らず長方形でありさえすれば三つ折りが可能です。
折り方
- 長辺の対角線に折り目を入れます。
- 長辺を二等分するように折り目を入れます。
- 2で折った 長辺の二等分点と対角点を結ぶ線に折り目を入れます。
- 1の折り線と3の折り線の交点が3等分点になります。(縦横どちらともの)
上の工程において、折り目が気になる場合は赤線の部分だけを強く折るようにします。
2.A4用紙サイズなど、縦横比が1:√2の用紙限定
A4用紙など縦横比が1対√2の用紙に限定される方法です。長辺の対角線を折らなくても良いので、折り目が気になる場合は有効でしょう。
折り方
- 長辺を二等分するように折り目を入れます。
- 2で折った 長辺の二等分点と対角点を結ぶ線に折り目を入れます。
- 折った角の位置が三等分点になります。この位置に軽く折り線を入れるか、軽く印を付けておきます。
上の工程において、折り目が気になる場合は赤線の部分だけを強く折るようにします。
3.正方形限定
折り紙など正方形の用紙に限定される方法です。長辺の対角線を折らなくても良いので、折り目が気になる場合は有効でしょう。ただし、先の2方法と比べて縦横いずれかの三等分点しか決まらない弱点があります。
折り方
- 辺を二等分するように折り目を入れます。
- 1で折った 辺の二等分点に向かいの角を合わせます。
- この際に辺と交わる点が3等分点になります。
上の工程において、折り目が気になる場合は赤線の部分だけを強く折るようにします。
結局のところ、最もふさわしい手段はどれか?
ここまで来て、少しがっかりするかもしれませんが、普段から厚紙を用意しておいて、それに合わせて折るのが一番手っ取り早くて確実です。
もしも、三つ折りにしなければならない用紙が大量にあるなら、紙折り機を使ってみるのも一考です。
五つ折り
用紙を
定規を使わずに五つ折りにする方法は、定規を使わずに五つに折りする方法をご覧ください。
工夫
図上では簡単に見えますが、いざ折ってみると、対角線を折るのは意外と難しいことに気が付いたと思います。これをもう少し楽に出来るように工夫してみました。(→簡単に折るための工夫)
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